トルドーのように休暇を好意的に受け止められるケースもあれば、逆に非難を生むケースもある。例えば、フランスのフランソワ・オランド大統領だ。オランドは、フランス南部のカンヌが好きで、好きが高じて休暇のための別荘を3軒も所有している。だがオランドと言えば、社会党の大統領であり、そもそも富裕層の敵であることをウリにして庶民派をアピールしていたが、結局は別荘を所有するなど贅沢(ぜいたく)な生活をしていることがバレて叩かれた。
そんなオランドは、2012年に南フランスにある大統領の保養地ブレガンソン要塞をバケーションで訪問。ビーチで当時のパートナーと戯れる写真がパパラッチされたが、就任から経済と失業率の高さを改善できる見込みも立たないなかでの優雅なビーチでの休暇に、国民から非難の嵐が巻き起こった。またその後もテロ事件などが続発したりして、オランドの評価はガタ落ちになり、フランス史上最低人気の大統領と呼ばれている。
ちなみに2016年7月にも毎月の散髪に公費から1万1000ドルを支出していることが暴露されて批判を浴びたばかりで、現在、オランドの支持率はたったの12%ほど。つまり、国民の9割近くが大統領に不支持を示していることになる。
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