ルネサスエレクトロニクスは9月13日、米半導体メーカーのIntersilを約3200億円で買収し、完全子会社化すると発表した。Intersilが強みを持つ電源ICを製品ラインアップに加え、ルネサスは車載用途などにマイコンと組み合わせたソリューション提案力を強化する。
Intersilは産業やインフラ、車載、航空宇宙など、信頼性が求められる市場向けにパワーマネジメントICなどを販売し、2015年12月期の売上高は約5億2000万ドル。
ルネサスは電子化が進む自動車分野や産業分野、IoT(Internet of Things)分野向けを成長の柱と位置付けており、同社のマイコンにIntersilの電源ICを組み合わせるソリューションを売り込んでいく。
買収は、米国にルネサスの完全子会社を設立し、Intersilと合併させる逆三角合併で行う。買収資金は手元資金でまかない、新規借り入れや増資は想定していないという。
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