磨いた場所を検知、スマホでチェックできる電動歯ブラシ P&Gが発売

» 2016年10月13日 18時50分 公開
[ITmedia]

 プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)は10月13日、電動歯ブラシ「ブラウンオーラルB」の最上位モデル「ジーニアス9000」を11月上旬に発売すると発表した。磨いた場所を検知してスマートフォンで知らせる「ポジション検知機能」を新たに搭載。歯科医が隣で指導してくれるような磨き心地を実現した。

photo 新製品発表会で「ジーニアス9000」を紹介する松岡修造さん(左)ら

 ポジション検知機能は、スマホのカメラ機能と歯ブラシ本体に内蔵されたモーションセンサーによる新機能。鏡にスマホホルダーを設置し、画面で磨いだ場所を確認しながら歯磨きができる。タイマーで磨く場所をガイドする機能のみだった従来製品から、磨き残しを把握できる機能を追加した。

 歯磨きのモードは6種類。新機能の「プロクリーニングモード」では、毎分約4万8000回の高速上下運動、毎分約1万500回の左右反転運動で徹底的に歯垢を除去するという。

photo ポジション検知機能を使って歯磨きをする松岡さん

 また、リチウムイオン電池を採用したことで充電時間を従来の半分の12時間に短縮。スマホを同時に充電できるUSBトラベルケースも装備している。

 歯ブラシを押し付ける力が強いときなどに光で知らせる機能も搭載。光る色を12色から選択できる。

 同日、都内で開催した新製品発表会で、オーラルBシリーズを愛用する松岡修造さんが新製品をPR。現地で取材したリオオリンピックの開催期間中などに新製品を体験したという。「自分でどこを磨いているか理解できる。前歯を磨きすぎる癖があったが、均等に磨けるようになった」と使い心地を紹介した。

 同社アジアパシフィックオーラルケア事業部の伊東正明ヴァイスプレジデントは「歯科医や歯科衛生士が隣で教えてくれるような体験を提供し、日本人の歯磨き習慣を変えたい」と意気込みを語った。

 本体の色は白と黒の2色。価格はオープン。

photo 新商品をPRする松岡さん(左)と伊東ヴァイスプレジデント
photo 「ブラウンオーラルB」の最上位モデル「ジーニアス9000」

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