鈴木: 最近、常見さんは各メディアで「働き方改革」は「働かせ方改革」だと言っていますね。どういうことか、詳しく教えてください。
常見: どう働くかの前に、そもそもどうやって仕事の絶対量を減らすかという議論がないんですよね。とにかく多くの人を働かせたいってだけで……。いかに働かなくてもいい仕組みを作るかという視点をもってほしいですね。
鈴木: 先ほどのサイボウズの事例も一つの方法ですが、例えば、AIやロボットが得意なところは積極的に任せていくことも必要ですよね。
常見: そうです。どんどん人間から仕事を奪ってもらわないと。それなしに人口減少の中で成長しようとすれば、働く時間は増えていく一方ですから。
政府の「働き方改革」には疑問視すべき点が多くありますが、それでも今後の状況は良くなると期待しています。今は人手不足で超売り手市場ですから、その分企業はようやく労働者にやさしくなっていくはずです。
鈴木: 労働者にやさしくない企業は、人を確保できすに淘汰(とうた)されていきますからね。本日はありがとうございました。
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