小田急電鉄は10月20日、特急ロマンスカーの新型「70000形」を2018年3月の営業運転開始を目指し製造すると発表した。
ロマンスカーの象徴・展望席を16席、両先頭車に設けるほか、車両側面の窓を現行の「VSE」「MSE」より30センチ高い100センチ高とし、連続窓を採用することで沿線の風景を楽しめるようにする。電動油圧式フルアクティブサスペンションにより左右方向の振動を削減するという。
車内には無線LAN設備や、授乳時や体調不良時の休憩に使える多目的室などを設置。LED照明の採用など省エネルギー化、全密閉式モーターによる低騒音化など、環境面にも配慮する。
7両固定編成で、約40億円を投じて2編成14両を製造する。製造会社は日本車輌製造。デザイン設計は、VSEなどを手がけた岡部憲明氏が率いる岡部憲明アーキテクチャーネットワークが担当する。
就役から20年経つ特急ロマンスカー「EXE」(エクセ、30000形)はリニューアルし、内装などをアップデート。愛称を「EXEα」(エクセアルファ)とし、17年3月から営業運転を開始する予定だ。
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