日本百貨店協会が11月22日発表した10月の全国百貨店売上高によると、店舗数調整後の総売上高は前年同月比3.9%減の4755億円だった。8カ月連続で前年を下回ったが、8、9月と比べるとマイナス幅は縮小した。
シェアの高い衣料品の販売が回復基調にあることから、国内市場を中心に持ち直しの動きを見せている。8月は前年同月比6.0%減、9月は5.0%減だった。
一方、インバウンドの売上高は13.2%減。7カ月連続で前年を下回った。中国の国慶節期間(10月1〜7日)に伸び悩んだことが響いた。
商品別では、主要品目の衣料品が6.5%減。改善傾向にあるものの、気温が高かった上旬のマイナスが響いた。一方、化粧品は好調で5.4%増だった。
同協会によると、11、12月の歳暮とクリスマスギフトの需要を確実に取り込むことで、さらなる改善を図るという。
調査対象は81社234店舗。9月から2店舗減少した。
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