ANA、LCCのピーチを子会社化出資比率を67.0%に

» 2017年02月24日 18時50分 公開
[ITmedia]

 全日本空輸を傘下に持つANAホールディングスは2月24日、LCC(格安航空会社)のPeach・Aviation(ピーチ・アビエーション、大阪府)を連結子会社化すると発表した。「フルサービスキャリアとLCCでそれぞれの能力を最大限発揮し、成長を図っていく」としている。

photo ピーチは2月19日に那覇−バンコク線を就航=那覇空港でのセレモニーの様子、同社提供

 これまで38.67%を出資する持分法適用関連会社だったが、官民ファンドの産業革新機構、香港の投資ファンドから株式を取得し、出資比率を67.0%に引き上げる。取得額は304億円。

 ピーチの2016年3月期売上高は479億円で、前期から100億円超伸びている。ANAはLCCのバニラ・エアを子会社として抱えており、フルサービスキャリアによる国内線事業の収益性を維持しつつ、成長するLCC事業を「第4のコア事業」として積極的に拡大する方針を掲げている。

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