JTBが発表した2017年の旅行市場予測によると、今年の訪日外国人旅行者数は2700万人と、過去最多になる見込みだ。一方、日本人の総旅行者数は微増する程度とみている。
17年の訪日外国人旅行者数は、前年比12.0%増となる2700万人と予測。中でも、日本人気の高い中国人旅行者が増える可能性が高いという。来日の際の交通手段は、政府が受け入れ体制の整備を進めるクルーズ船の利用が増える見込みだ。クルーズ船は、日本各地に寄港することによって、高い経済効果を生むことが期待されている。
17年の日本人の総旅行者数は、0.4%増の3億1500万人と予測。うち国内旅行者数は0.4%増の2億9800万人、海外旅行者数は横ばいの1700万人を見込む。
国内旅行者は、毎月末に金曜日の退社時間を早める「プレミアムフライデー」が2月から始まることや、LCCの利用が進むこと、JR各社が観光地をめぐるクルーズトレインの運行を始めることなどが増加要因になるとみている。
海外旅行者は、16年は無料だった燃油サーチャージが2月から再度有料になる上、円安などもあり、旅行に必要な費用が上昇するため、伸び悩むと予測する。
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