合理的な根拠がないのに、サプリメントを摂取するだけで目の不調が改善するかのように宣伝していたとして、消費者庁は3月9日、健康食品会社の「だいにち堂」(長野県安曇野市)に景品表示法違反(優良誤認)で措置命令を出した。
同社は、ビルべリー、カシス、イチョウ葉などを配合したサプリメント「アスタキサンチン アイ&アイ」を販売。同サプリを摂取するだけで、視界の濁り・ぼやけなどの加齢に伴う目の不調を治癒できるかのように宣伝していた。
具体的には、2016年6月27日〜30日の朝日新聞(全国版)において、
――などの広告を掲載していた。
消費者庁は景表法に基づき、だいにち堂に対して広告内容の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めたところ、同社から提出があったものの、合理的な根拠を示すものとは認められなかった。
同庁は措置命令で、該当する広告が景表法違反であったことを一般消費者に周知するとともに、再発防止のために必要な措置を講じるよう命じている。
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