ソニー10年ぶりの有機ELテレビ発売 4K「ブラビア A1」07年の「XEL-1」以来

» 2017年05月08日 16時42分 公開
[ITmedia]

 ソニーは5月8日、有機ELパネルを搭載した4K表示対応テレビ「ブラビア A1」シリーズを6月10日に発売すると発表した。同社の民生用大型テレビとしては初めて有機ELパネルを採用し、画面から音が出る新音響システムも搭載する。65インチと55インチの2モデルで、実売予想価格は65インチが約80万円、55インチが約50万円。

photo 「ブラビア A1」シリーズの外観

 ソニーは2007年12月に世界初の有機ELテレビ「XEL-1」を発売しており、同社の民生用有機ELテレビは10年ぶりの新製品となる。

 4K表示に対応し、高画質プロセッサの搭載で画質を高めた。画面から音が出る仕組みも特徴で、パネル背面のアクチュエーターが画面を振動させることで音声を出力する。通常は画面周辺に配置されるスピーカーを廃し、ベゼルの幅を狭めることで、視聴時の没入感を高めたという。

photo モニターの構造
photo 映像表現のイメージ

 米Googleが提供するテレビ用OS「Android TV」も搭載。音声で話しかけると内容を解析し、適切な番組の録画予約画面や関連情報を表示する。番組名だけでなく、「週末のお笑い番組が見たい」といったあいまいな指示だけでも検索が可能だという。

photo 「Android TV」の概要

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