硬貨を入れてハンドルを回せば商品が出てくる「ガチャ(カプセルトイ)」――。子どものころに一度は遊んだことがあると思うが、最新のガチャ事情をご存じだろうか。
かつては駄菓子屋やスーパーの裏などにひっそりと置かれていたが、近年は駅や空港などでズラリと並ぶ。ガチャを前に、子どもだけでなく、大人も、そして外国人観光客も、お目当てのアイテムを手にするために群がる。こうした光景をみると、かつては「脇役」だったのに、いまは「主役」といった感じである。
国内のカプセルトイ市場をみると、2001年度は210億円だったのに対し、2015年度は316億円にまで成長している。ということは、ヒット商品が必ずあるはず。そこで、ガチャ事業を手掛けているタカラトミーアーツに聞いたところ「その質問に、お答えするのは難しいんですよねえ」「なぜヒット商品が生まれたのか。その説明も難しいんですよねえ」とのこと。
なんとも歯切れの悪い回答である。自社の手の内を見せたくないのか。それともヒット商品がないのか。はたまた、カプセルの中に閉じこもっているだけなのか。その謎を解くために、同社でガチャ事業を担当している森川修さんに話を聞くことに。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。
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