「新しい環境に慣れない。思い描いてた未来と違う」――昔から5月はメンタル不調を起こしやすいと言われてきた。しかし近年、6月にメンタル不調を起こす“6月病”に陥る社員が増えているという。本連載では、6月病の正体と、それに立ち向うためのヒントを探る。
優秀な人材の採用、最適な人材配置――。人事の役割は多岐にわたり、しかも組織の力を高める上で重要なものばかりだ。また近年は、人手不足が深刻化しており、採用した社員を“いかに辞めさせないか”という役割も強く求められている。
そうした中でこの5月は「就職」「転職」「異動」など環境の変化や連休による反動で、体調不調を起こしやすい時期と言われている。読者の職場でも、「5月病」にかかっている人はいないだろうか?
「いやいや、私の職場は大丈夫」と思っているかもしれないが安心してはいけない。実はいま、5月ではなく6月に突然メンタル不全で倒れてしまう「6月病」が増えているのだ。6月病に詳しい人形町メンタルクリニックの勝久寿院長によれば「5月病よりも厄介で、気を付けなければならないのが6月病」だという。
あまり聞いたことがないこの6月病とは何か。また、どうすれば6月病から社員を、そして自分を守ることができるのか。勝院長に話を聞いた。
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