TBS、テレ東、WOWOWら6社、共同で動画配信の新サービス17年秋以降プレオープン

» 2017年05月23日 16時07分 公開
[ITmedia]

 東京放送ホールディングス(TBSHD)、テレビ東京ホールディングス、WOWOWなど6社は5月23日、有料の動画配信サービスを提供する新会社「プレミアム・プラットフォーム・ジャパン」(仮称)の共同設立に合意したと発表した。2017年秋以降プレサービスを開始し、18年4月に正式スタートする計画だ。

TBS、テレ東、日経ら6社が共同で新会社を設立

 参加するのは3社のほか、日本経済新聞社、電通、博報堂DYメディアパートナーズ。

 新会社はコンテンツ制作・買い付けを行い、株主の会社から番組を調達。定額制動画配信などで視聴者に届ける。独自のコンテンツでテレビ離れ層を引き付けけるとともに、AI(人工知能)など最新技術の活用や、BS4K放送に先駆けての4Kコンテンツも配信などを行い、テレビ視聴の習慣がある層も狙う。

サービスのイメージ

 資本金と資本準備金の合計は80億円の予定。TBSHDが31.5%、日経新聞が16.6%、テレビ東京とWOWOWが14.9%、電通が14.8%、博報堂DYメディアパートナーズが7.3%。

 日本の動画配信市場は、15年の約1495億円から21年には2092億円へ成長する見込み。15年には民放5社が協力する見逃し番組配信サービス「TVer(ティーバー)」が始まっている。

 新会社設立について6社は「それぞれ独自の個性を持つメディアグループが協業することで視聴者により魅力的な動画配信サービスを提供できると判断した」とコメントしている。

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