テレビ局の広告収入には、タイム広告収入とスポット広告収入の2種類がある。タイム広告は、個別の番組ごとに発生する広告で、広告主は番組内に設定された枠にCM(コマーシャルメッセ−ジ)を流すことができる。また番組中に「この番組はA社の提供でお送りします」という形で提供表示される。
一方、スポット広告は番組とは関係なく、局が定めた時間に放送されるCMである。番組と番組の間や、番組中の特定時間帯にスポットCM枠が設定されている。
もともとテレビはスポンサーからの資金提供(タイム広告収入)で番組を制作するというビジネスモデルだったが、年々、スポット広告の比重が高まり、現在ではタイム広告とスポット広告は半々という状況になっている。フジテレビも、もともとタイム広告の比率が高かったが大幅に低下した。
これまでフジテレビは人気番組を制作することで業績を回復させようと試みてきた。しかし、2年前くらいからそれも難しくなってきた。なぜなら、収益低下に歯止めがかからず、コンテンツビジネスの核心部分である番組制作費の削減に手を染めてしまったからである。
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