日本ビジネスメール協会が6月2日発表した、仕事上のメールの利用状況調査結果によると、1日の送信メールは平均12.6通で、受信メールは平均39.3通だった。メールの通数や作成時間は役職や生産性と相関関係があるという。
メールの作成にかかる平均時間は1通あたり6分だが、中には1通につき10分以上かかっている人も25.0%いた。「残業時間が多いと感じることがある」と答えた人はメール数が多い傾向があり、メール作成時間も平均7分かかっている。
同協会は「メール作成の過程は可視化されにくく、費やしている時間も把握しにくい。生産性を落としている原因が、メールにある可能性を考慮し、使い方や作成時間を見直す必要がある」と指摘している。
メール数は役職が高くなるにつれて増える傾向があり、送信数が最も多いのは課長クラス、受信数が最も多いのは部長クラス。部長クラスのメール作成時間は平均5分と最も早かった。
メール作成時に不安を抱いている人は7割を超え、主な不安の内容は「正しく伝わるか」「誤字や脱字はないか」「宛先が間違っていないか」。4割近い人が過去1年間メールで失敗をしており、一番多かったのは「添付ファイルの付け忘れ」だった。
4月1〜30日にかけてWeb上で調査し、2395の回答をまとめた。
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