英調査会社のEuromonitor(ユーロモニター)は7月13日、アジア主要14カ国の小売業者のランキングを発表した。2016年の総売り上げで1位になったのはイオングループ。2位にはセブン-イレブンジャパン、5位にはファミリーマートと、トップ5に日本企業が3社入った。ローソンは10位だった。
トップ10を見ると、6〜9位に中国企業がランクインしている。アジアの小売業者トップ500社の2016年総売り上げは9400億ドル(約106兆円)。
日本企業と中国企業がランキング上位に並んだが、日本と中国は成長が鈍化しているという。その一方で、インド、インドネシア、フィリピン、ベトナムなどの小売業者が2桁成長を記録した。
注目分野はモバイルコマース(携帯情報機器を利用した電子商取引)。アジアのモバイルコマース市場規模は急速に拡大しており、16年には3280億ドル(約37兆円)、21年までには7950億ドル(約90兆円)に達する見込みという。特に伸びているのは、中国、インドネシア、韓国で、Eコマースのうち50%以上がモバイルだった。
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