AIで顧客の「信頼度」審査 SB・みずほの新融資サービス学生・社会人が対象

» 2017年09月25日 16時54分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンクとみずほ銀行の合弁会社J.Scoreは9月25日、人工知能(AI)を活用した融資サービス「AIスコア・レンディング」をスタートした。質問を通して顧客の信頼性や可能性を数値化した「AIスコア」を算出し、数値が高いほど貸し出し金利が下がる仕組みを導入した。

photo AIスコアについて=公式サイトより

 金利は0.9%〜12.0%の間で設定され、専用サイトから性格・趣味・年収・勤続年数などを18種類の質問に答えることで算出する「AIスコア」をもとに決まる。保有するクレジットカード枚数、ソフトバンク・みずほ銀行との取引情報、ライフスタイルなどの詳細情報を任意で追加すると、内容に応じてAIスコアに加点できる場合がある。スコアの算出は無料で、算出だけを体験することもできる。

 対象年齢は20〜70歳。ビジネスパーソンだけでなく、留学費用が必要な学生などもターゲットに想定する。初年度の利用者数の目標は非公開。

photophoto スコアの算出画面とサービス内容(=ニュースリリースより)

 J.Scoreは「従来の画一的な与信審査とは異なり、AIが顧客の性格なども含めた総合的な審査を行う点が特徴。個人の資質を可視化できる本サービスを通じて、顧客の夢の実現をサポートしたい」(広報担当者)と説明する。

 融資額の下限は1000円で、上限は10万円〜1000万円(顧客の年収によって変動)。返済期間の上限は10年で、返済回数は最大120回。

photo 商品の詳細

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.