日本航空(JAL)とSBIホールディングスは10月3日、フィンテック(金融テクノロジー)を活用した新サービスを展開する共同出資会社を設立したと発表した。第1弾として、スマートフォンなどでいつでも外貨両替できるサービスなどを2018年度にスタートする。
共同事業のイメージ=ニュースリリースより
JALとSBIで共同持ち株会社「JAL SBIフィンテック」を9月に設立。SBIの金融ノウハウを活用し、旅行や日常の利便性を高める金融サービスの創出を目指す。
第1弾事業を展開する事業会社として、共同持ち株会社の傘下に「JALペイメント・ポート」を共同で設立した。スマホなどいつでも外貨両替し、海外のATMで現地通貨で引き出したり、両替した外貨や日本円で決済できる国際ブランド・プリペイドカード事業などを展開する。
今後、SBIが出資するフィンテック企業などと協業し、決済手法や資産形成など、旅行関連にとどまらない新サービスの提供を検討していく。
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