今回、3つの部屋をご紹介したわけだが、他の2部屋も個性的であった。それにしても、なぜ施設の屋上にこのような客室をつくったのだろうか。ホテルの担当者によると、「オープン当初、屋上には何もなかった。ちょっと殺風景だったので、行政側から『なにかつくってよ』と言われたので、5つの部屋をつくったのよ」とのこと。
行政からの指摘を受けても、刺激的で挑発的で……といった部屋をつくる姿勢は規格外のような感じもするが、それを認める側の懐も深い。これが日本だったら、実現していないだろうなあと感じだ次第である。
ちなみに、5つの部屋に泊まるには最低2泊しなければいけない。費用はシーズンにもよるが、1泊250〜350ユーロ(3万3000〜4万6000円、1ユーロ:132円)だそうだ。
東京の中心部で「赤い自転車」に乗る人が増えているワケ、漫画『コロコロコミック』が小学生男子のハートをつかむヒミツなど、54の売れている事例をご紹介しています。本連載『水曜インタビュー劇場』のほかに、『スピン経済の歩き方』『長浜淳之介のトレンドアンテナ』など、人気連載を大幅に加筆してました。また特別インタビューとして、『1行バカ売れ』の川上徹也氏、『新・観光立国論』のデービット・アトキンソン氏の声もご紹介。
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