現地に到着後、ホテルの担当者が部屋を案内してくれることに。施設の屋上に「BOTEL」と書かれたオブジェが設置されているが、実は一文字一文字が客室となっている。そのなかで、個人的に興味を引かれた3つの部屋をご紹介しよう。
まず、「E」の部屋。壁のクロス、カーペット、ソファ、デスク、カーテンなどが青色で統一されている。アムステルダムは運河が多い街なので、水をイメージした部屋なのかもしれない。窓も3方に設置されていて、眺望も悪くない。らせん階段を昇っていくと、踊り場のところにオープンタイプのバスタブがある。「なぜそんなところに?」「なぜ壁がないの?」と思われたかもしれないが、この部屋の特徴は浴槽につかりながら、ベッドで横になりながら「映像を見ることができる」のである。
さらに階段を昇っていくと、ベッドがある。そこから大きなスクリーンに映し出された映像を楽しむことができるので、「この部屋に泊まって、ずっと映画を見ていたい」という人もいるはず。記者も映画やドラマが好きなので、この部屋で泊まってみたいと思ったが、音響施設がもう少しよければなあと感じた。大きなスクリーンで見るのであれば、大きな音……できればいい音で聞きたいものだが、部屋に設置されていたスピーカーは小さく、ちょっとチープな音が残念であった。
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