フジテレビ系列のBSフジが放送する子ども向け番組「ポンキッキーズ」が3月いっぱいで打ち切りになると、一部の雑誌メディアが2月13日に報じた。ただ、取材に対しBSフジは「何も決めていない」とコメントしている。
同日付の「女性自身」記事(ネット版)によると、「とんねるずのみなさんのおかげでした」「めちゃ×2イケてるッ!」といった看板番組の打ち切りに続く、フジテレビの大規模な番組再編の一環という。
ポンキッキーズは、番組名や放送時間を変えつつ1973年から放送が続く長寿番組だが、ここ10年は視聴率が低迷し、予算内での番組制作が難しい状況だったとしている。
同誌によると、番組製作元の「フジテレビKIDS」は打ち切り後も人気キャラクター「ガチャピン」「ムック」の版権を手放さず、キャラクタービジネスを展開していく方針。
ただ、ITmedia ビジネスオンラインの取材に対し、BSフジは「現在、4月の番組改編に向けて検討している段階。ポンキッキーズを打ち切るか、継続するかは何も決めていない」(広報担当者)と回答した。
「番組打ち切りを決める際の判断基準についてもコメントできない。視聴率の低迷が報じられているが、当社は視聴率データを公表していない」(同)とした。
フジテレビKIDSも「ポンキッキーズに関する問い合わせ対応は、BSフジに一任している」と回答した。
ネット上では一連の報道を踏まえ、「小さい頃に好きだった。残念」「ガチャピンやムックはリストラされるのか」と動揺する声のほか、「まだやっていたのか」「地上波からBSに移行した時点で、終わりに近づいていると感じていた」といった声も出ている。
一方、ガチャピンの公式Twitterも13日午前に更新されたが、去就には触れず、平昌(ピョンチャン)五輪での日本人選手のメダル獲得を祝う旨をツイート。
ネット上では、「視聴者は心配しているのに、ガチャピン本人は意に介していない」と“突っ込み”を入れる声も挙がっている。
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