セブン-イレブンとファミリーマートは客が自分でマシンを操作してコーヒーを淹れるスタイルだが、ローソンは店員がマシンを操作している。オペレーションコストを考えると客に淹れてもらうほうが効率的に思える。なぜ、このような方式をとっているのかをローソンの広報担当者に聞いてみた。
ローソンが店内でコーヒーを提供するようになったのは今から約7年前。長野県の店舗から始まった。実際に運用するなかで「店員が客とコミュニケーションしながらコーヒーを淹れるスタイルの店舗は、コーヒーの売上が特に多くなる傾向があった」(広報担当者)。さらに、高齢者はマシンの操作に不慣れなことば多いため、店員が代わりに淹れてあげたほうが顧客満足の向上につながると判断するようになった(ただし、店内が混雑しやすいオフィス街では客が自ら操作するスタイルを導入している店舗もある)。
コーヒーに関する各社のスタイルは今後も固定されるわけではないだろう。市場環境の変化にあわせてどのような戦略をとっていくのか要注目だ。
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