女性自衛官数は現在、自衛隊全体の6%に当たる約1万4000人。第一護衛隊の4隻に限れば、いずもに乗るおよそ30人しかいない。募集適齢である18─26歳の人口が、現在の1100万人から2065年には約700万人に減ると予測されている(国立社会保障人口問題研究所)ことから、自衛隊は女性の割合を2030年までに9%以上に増やす計画を立てている。
海自は16年にほぼすべての職種の門戸を女性に開いた。唯一制限が残った潜水艦への搭乗も試験を始めている。航空自衛隊は15年に戦闘機パイロットを含む全諸種の配置制限を撤廃。陸上自衛隊は17年に特殊武器防護隊などの一部などを除き、制限をなくした。
海自には現在、4人の女性艦長がいる。一般大学から入隊し、統合幕僚監部の補給を取り仕切る女性の海将補もすでに誕生している。
東隊司令は、「(他の女性自衛官の)目標とされるような人間になれるよう日々精進していきたい」と語った。
(久保信博)
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