ITmedia デジタル戦略EXPO 2026 夏では、各分野の第一人者や企業の現場でビジネス変革に取り組むリーダーの声を通じて、経営×IT×現場のコラボレーションで全社変革を進めるヒントをお届けします。
AIを活用したデジタル戦略が必須となる中、ダイハツ工業や旭化成、NOT A HOTELなどビジネス変革に取り組む企業の「当事者の声」を通じて、現場のリアルな課題解決方法を探ります。視聴登録はこちらから。
株式会社スタジオ02 代表取締役。横浜銀行勤務時代、全銀協へ出向した際はいわゆるMOF担として、現メガバンクトップなどと行動を共にして政官界との調整役を務めた。06年に支店長職をひと区切りに退社、現在は金融機関、上場企業、ベンチャー企業のアドバイザリーとともに情報通企業アナリストとして活動している。
経営再建の渦中にある日産自動車の株主総会で、社外取締役の選任議案が否決されるという事態が起きました。否決の憂き目に遭ったのは、永井素夫氏。元みずほ信託銀行副社長という肩書の持ち主です。
日産自動車の発表によれば、永井氏の賛成投票率は48.3%だったとのこと。前年の91.5%から大幅な減少となり、否決に至ったのでした。日本を代表するような大企業で、会社側が候補とした社外取締役の選任が否決されるのは、異例の事態であると言えます。
今回、永井氏の選任が問題視された理由はいくつかあるようです。
一つは、永井氏が日産のメインバンクであるみずほフィナンシャルグループ(FG)出身であり、同じみずほFG出身の真保順一氏(元みずほ総合研究所副社長)が、同時に新任取締役候補となっていること。メインバンクである金融機関グループから同時に2人の社外取締役を選任するのは、みずほグループとの距離感から考えて好ましくないのではないかという観点です。議決権の15%を持つ大株主のルノーがこの点を問題視し、2人の選任案を棄権するとの表明がありました。
また米国の議決権行使助言会社も、独立性を疑問視する立場からその選任に反対を推奨したことで、永井氏の選任案は否決に至ったと考えられます。なお真保氏は、可決こそされたものの賛成投票率は73.7%と、永井氏に次ぐ低い賛成率となっていました。
日産9000人削減の衝撃 「技術自慢の会社」ほど戦略で大コケする理由
大失速の日産「ゴーンの呪い」いまだ抜け出せず? V字回復に向けた急務とはCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング