東横インのトイレが少し大きくなった たった数センチ、実は大仕事だったインタビュー劇場(不定期公演)(1/5 ページ)

» 2026年09月12日 06時00分 公開
[土肥義則ITmedia]

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 ビジネスホテル大手・東横インの決算が“まずまず”である。2026年3月期の単独決算を見ると、税引き利益は前期比45%増の232億円に。宿泊客が増えたこともあって、稼働率は7年ぶりに8割を超えたのだ。

 では、今期はどうか。2027年3月期の売上高は前期比2%増の1653億円を見込む一方、税引き利益は同34%減の153億円を予想している。利益が減少する理由として、さまざまな要因を挙げているが、個人的に気になっているのはトイレの交換費用である。

東横インの稼働率が8割を超えた(出典:東横イン、以下同)

 「はあ、トイレだと? 『万博効果の反動』ではなく、トイレの交換費用ってどういうこと?」などと思われたかもしれないが、東横インでは約8万室(海外店舗を含む)のトイレを取り替えるために、30億円ほど使うというのだ。

 実は、東横インには長年の課題がある。それは“トイレが小さすぎる”問題だ。ネット上にも「女性専用? 便器が小さすぎるでしょ」「大柄な人には不向き! すぐに取り替えて」といったコメントが少なくない。

 ビジネスホテルのトイレは、一般的なサイズに比べて、ややコンパクトなモノが多い。客室のスペースは限られているので、ユニットバスもコンパクトになりやすい。となると、トイレもどうしても小さくなってしまうわけだが、同社はこの問題にメスを入れるというのだ。

客室のトイレを入れ替えて、どう変わったのか

 従来型のサイズは、46.6(幅)× 14.5(高さ)×49.0(奥行き)センチメートル。サイズを大きくすると、座り心地はどう変わるのか。トイレを替えてみて、どんなことが分かってきたのか。

 プロジェクトを担当している松岡好美(執行役・施設企画部長)さんに話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンライン編集部の土肥義則。

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