訪日外国人向けの「Japan Travel SIM」では、ユーザーは通信オン・オフ機能を利用できないが、IIJ側が店頭在庫時のコスト発生を抑えるために活用する予定。店頭在庫時は通信をオフにしておくことで通信コストを削減し、事業の効率化を図るという。
価格はオープンだが、一部代理店では1.5GBが1850円、3GBが2800円で販売されている。MVNOとして展開してきた旧製品「Japan Travel SIM powered by IIJmio」の販売は継続する。
IIJ MVNO事業部長の矢吹重雄氏は「フルMVNO化によって、サービス内容や料金体系を、キャリアに縛られず自由に設定できるようになった。従来のMVNO市場では似たようなビジネスモデルが多かったが、当社は違うものを打ち出していく」と強調する。
具体的には「18年度上半期は海外のキャリアと提携し、邦人が旅行・出張先で安くネット接続できる国際ローミングサービスを提供したい。個人向け新サービスも上半期に始める予定だ」(矢吹氏)という。
矢吹氏は「スマホ、タブレット、ドローン、ウェアラブル機器、センサーなど、あらゆる機器をIIJのネットワークで接続可能にするのが、フルMVNOとしての当社の未来像だ」と期待を語った。
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