「大人のジャポニカ学習帳」とは? 定番ノートがターゲットを広げた理由スヌーピーなどの名作が表紙に(2/2 ページ)

» 2018年04月05日 07時00分 公開
[加納由希絵ITmedia]
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「おじいちゃんのノート」の水平開きを採用

 大人向けと子ども向けで最も異なるのが、ノートの大きさだ。子ども用は通常商品と同じB5サイズだが、大人用は小さめのA5サイズ。中身も、子ども用は方眼罫、大人用は横罫。「幅広い世代の大人の女性にとって、使い勝手が良いように」と意識している。

 また、大人向けには、「おじいちゃんのノート」として知られる、中村印刷所(東京都北区)の「水平開き製本」を採用している。左右のページに段差を作らず、180度水平に開くことができる製本技術だ。ショウワノートはこの特許技術の提供を受け、17年11月に共同開発商品「水平開きノート」を発売。今回、ジャポニカ学習帳にもその技術を採用した。

photo 水平に開けるノートと、中村印刷所の中村輝雄社長(写真はこちらの記事から)

 ノートに付いている読み物ページの内容も、大人向けと子ども向けで異なる。子ども向けは基礎的な情報や豆知識が中心。それに対して、大人向けには作者の思いや作品のメッセージ、登場人物の名言などを盛り込み、一歩踏み込んだ情報を掲載している。担当者は「名作に触れることで、日常の“癒やし”になれば」と話している。

 大人向けは1冊480円、子ども向けは180円(税別)。

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