東京地下鉄(東京メトロ)と富士ゼロックスは4月19日、働き方改革の分野で協業すると発表した。東京メトロの駅構内に机、椅子、液晶モニター、無料Wi-Fi――などを備えた簡易ワークスペースを設置し、ビジネスパーソンのテレワークを支援する実証実験を共同で行う。実施期間は6月1日〜9月10日。
ワークスペースを設置するのは、南北線・溜池山王駅(千代田区)の5番出口付近と、千代田線・北千住駅(足立区)の仲町改札付近。定員は1人で、利用可能時間は午前7時〜午後10時。利用シーンは、営業活動の合間の資料作成・電話などを想定する。
利用の流れは(1)予約システムに必要情報を登録する、(2)ネット上で利用時間を15分単位で予約する、(3)ワークスペース前に到着後、スマートフォンで電子錠を開錠するの3段階。利用料金は未定。
実験に先駆け、4〜5月は両社の社員がワークスペースを利用し、システムの有用性を検証する。結果を踏まえ、6月以降に設置駅を拡大する計画もあるという。
両社は「移動中の仕事環境はカフェやファストフード店が一般的だが、設備面の課題や情報漏えいのリスクがある。これらを解消するため、駅構内という動線上にオフィス空間を配置し、作業に集中できる環境を整える」としている。
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