[東京 26日 ロイター] - ソフトバンクグループ<9984.T>でロボット事業を手掛けるアスラテック(東京都千代田区)など3社は24─25日、最大2人まで搭乗可能な人型変形ロボットの試作機を報道陣に公開した。人型(ロボットモード)と車型(ビークルモード)とに自由に変形できるのが特徴で、将来的には量産化も目指す。
公開したのは「J-deite RIDE(ジェイダイト・ライド)」。アスラテックと遊戯機械大手の三精テクノロジーズ<6357.T>、ブレイブ・ロボティクス(東京都千代田区)の3社が開発した。デザインは「機動戦士ガンダム」のモビルスーツのデザインなどで知られる大河原邦男氏が協力した。
開発費は非公表。全長は約4メートルで、ロボットモードでは時速100メートルの二足歩行が可能。ビークルモードでは理論的には時速60キロメートルで走行できるという。
三精テクノロジーズはこの技術を活用し、アミューズメントパーク向けに変形ロボット型遊戯機械の事業化を目指す。変形するゴーカートや園内パレードでの変形デモンストレーションなどを検討する。
アスラテックの吉崎航チーフロボットクリエイターは「二足歩行、大型、2人乗り、変形もできるロボットはわれわれも初めてで、おそらく世界的にも初めての要素が沢山あるのではないか」と話した。
(志田義寧)
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