飲み放題のメニューに入れて好評を得た店も。数店舗を展開するあるアジア系料理店では、元々ノンアルコールビールを飲み放題メニューに入れていなかった。しかし、「飲み放題で(別途注文して)宴会の空気を乱したくない」という客のリクエストを受けて追加したところ、かなりの注文を受けるように。ビール会社のロゴ入りなど、アルコールが入っているようなグラスで提供して見た目を工夫した店もあった。
実は、調査対象となった飲食店のうち67%が1店舗のみの運営。ノンアルコールビールのトップブランド「アサヒ ドライゼロ」を擁するアサヒグループホールディングスの担当者は「大手外食チェーンは、客が飲酒運転するリスクを減らすため以前からノンアルを置く必要があったが、これだけ定着してきたので個人店にも広がりつつある」とみる。
飲み会冒頭で、一斉に「まずはビール」と叫ぶのも今や昔。ノンアルを出す店が増えたことで、お酒を飲めない人、飲まないようにしている人も、飲み会は無理せず楽しめるようになってきたのかもしれない。
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