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» 2018年05月14日 16時40分 公開

オタクグッズ、海を越えて「おつかい」します「本物のフィギュアが欲しい」海外のオタクの声受け(2/2 ページ)

[服部良祐,ITmedia]
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オタクグッズ、海外では買えず偽物も流通

 こうした越境EC系のサービスでハードルになるのが翻訳のコストだ。Otsukaiでは海外ユーザーは英語、日本ユーザーは日本語でサイトを使うことができる。DONIKAは日本のアニメや漫画を海外に発信するメディア「MANGA.TOKYO」を運営しており、そこで培った翻訳ノウハウを価格交渉などの複雑なやり取りに生かしていくという。

 ただ、「そもそも翻訳はなるべく必要ないようにしている」(同社の担当者)。例えばグッズの名前は英語のまま。「Otaku」という言葉が世界共通語になっているように、海外でも日本のキャラクター名がそのまま日本語のローマ字表記で呼ばれているコンテンツが多いという。加えて買う側も売る側も趣味の同じオタクなので、何のキャラのグッズか見当がつきやすい。

photo フィギュアが人気だが商品は多種多様(画像はイメージ)

 同社の担当者によると今、海外では中古フィギュアを始めとした日本のオタクグッズの需要が急激に伸びているという。海外の越境ECサイトにもこうした商品が大量に出品されている。オタクグッズの正規品は日本国内でしか売られない場合が多く、新品は輸出されにくい。海外では既に大量の偽物が流通しており、「MANGA.TOKYO」の読者からも「本物のグッズを買いたい」という声が以前から寄せられていた。担当者は「オタクの人は欲しいグッズがしっかりと決まっている場合が多く、ニーズが高いと判断した。海外と日本のオタクがつながる感じが面白い」と熱を込める。

 海外のユーザーからは一定の需要がありそうな本サービス。ただ、本格スタートに向けて焦点となるのが日本側のユーザーが集まるかどうか。日本人同士でもちょっと面倒な価格交渉や国際郵便を自分で行う必要がある。海を越えてオタク同士をつなげるには、日本のユーザー側の利便性を高めるとともに、海外にいる同好の士とやり取りする面白さをアピールする必要がありそうだ。

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