JR東日本は5月16日、東北新幹線の上野〜大宮間で所用時間を短縮するための関連工事に着手すると発表した。同区間の埼玉県内での最高速度を現行の時速110キロから時速130キロに上げ、最大1分程度縮める計画だ。
同区間は東北新幹線の延伸開業時、騒音を懸念する東京都内の住民との協定で最高速を110キロに抑えた経緯がある。130キロへの引き上げは、東京都と埼玉県の境となる荒川橋梁以北の埼玉県内で実施する。
工事期間は約2年を予定。5月下旬から防音対策の工事に着手する。
戸田公園〜戸田間、戸田〜北戸田間、南与野〜与野本町間の一部区間(計約2キロ)に吸音板を設置し、戸田〜北戸田間、南与野〜与野本町間、与野本町〜北与野間の一部区間(計約1キロ)の防音壁をかさ上げする。
速度向上開始時期やダイヤ、列車の設定などの詳細については決まり次第発表するという。
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