「量を減らしたら売れた」 くら寿司の好業績を支えた意外な商品この手があったか(2/2 ページ)

» 2018年06月07日 15時30分 公開
[昆清徳ITmedia]
前のページへ 1|2       

イタリアンメニューも好調

 好業績のもう1つの要因は18年3月から投入した洋食メニューが支持されたことだ。スパゲティとラーメンの要素を取り入れた「カルボナーラ スパらッティ」(370円)、牛肉と豚肉の合いびき肉を使用した「イタリアンチーズハンバーグ」(250円)、チョコプリンやチョコアイスを使った「チョコとマスカルポーネのパフェ」(250円)があり、ファミリーレストランを利用するようなお客を取り込む狙いがあった。「生ものを食べられないお子さまのいるファミリーでも来店するきっかけになる」(広報担当者)点などが評価され、販売数は累計で150万食を突破した(18年5月末時点)。

 回転すしチェーンで「うまいものを安く」提供するのはもはや当たり前になったといえる。お客のニーズをいかに積極的に取り込むかが、今後の成長のカギになるだろう。

photo イタリアンメニューも好評だった
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.