公正取引委員会が葬儀業者を対象に実施した調査によると、取扱件数が増加傾向にある葬儀の種類として、51.1%が「家族葬」と回答。火葬のみを行う「直葬」も26.2%、「一日葬」も17.1%が増加傾向と回答している。一方、減少傾向にある葬儀として、68.8%が「一般葬」と回答。1件当たりの参列者数についても、86.8%が「減少している」と答えた。多数の参列者を呼ぶ従来の形式から、簡素化する傾向にある。
イオンライフの葬儀サービスは、最も盛大な「一般葬」から、「身内葬」「家族葬」「一日葬」「夕刻一日葬」「火葬式」まで、ニーズに応じてプランを提供しているが、最も多いのが、30人ほどの参列者を想定している家族葬だという。予算だけでなく、確保できる人手や作業負担を考慮して選ぶことが多いようだ。
夕刻一日葬の参列人数は20人程度。価格は一日葬と同じ税込35万1000円(火葬場使用料、お布施、返礼品などは含まない)。
現代の生活スタイルに対応して登場した夕刻一日葬。変化のスピードが速い葬儀業界で、新しい形式として広まっていくかもしれない。
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