LINEと文藝春秋は7月4日、コミュニケーションアプリ「LINE」上で週刊誌「週刊文春」のスクープ記事を1本単位で販売する取り組みを始めた。購入者には、同誌の発売日(毎週木曜日)よりも早い毎週水曜日からスクープ記事の全文を公開する。「好きな芸能人のスクープなどをいち早く知りたい人に使ってほしい」(LINE広報担当者)という。
購入には「LINE」専用の通貨「LINEコイン」が必要で、価格は1本あたり50コイン。「LINE」のアプリ上で読むことができ、記者が突撃取材をする様子を収めた動画が付属する場合もあるという。同誌の公式アカウントと、LINEのニュースサービス「LINE NEWS」のタブから購入できる。
文藝春秋はこれまでも「LINE」上で週刊文春の記事を配信していたが、記事20本で100コインのセット販売のみ展開していた。また、水曜日にスクープの予告を配信して予約を受け付け、木曜日午前7時に閲覧を解禁する――という決まりを設けていた。そのため、ユーザーから「気になるスクープを早く読みたい」との要望が出ていたという。
LINEは「紙媒体の記事を1本単位で配信する取り組みを他社にも広げ、多くのニーズに応えたい」(同)としている。
テレビや新聞には、なぜ「文春砲」のようなスクープがないのか
「紙の本」の売り上げ、13年連続で低下 電子書籍は好調も
AIと金融に本気のLINE 経営陣が明かす「300億円投資」の中身
赤字続いても「ユーザー増やす」 強気のLINEモバイル、ソフトバンク回線を提供開始
「LINEマンガ」分社化 事業スピード加速Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング