黒×金の「GT-R50」、英イベントで世界初公開へ 一般販売も検討エンスーのためのモンスター(1/2 ページ)

» 2018年07月09日 14時56分 公開
[ITmedia]

 日産自動車と自動車専門デザイン会社の伊Italdesign(イタルデザイン)は7月9日、共同開発したスーパースポーツカー「Nissan GT-R50 by Italdesign」をモータースポーツイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」(7月12日、英チェスター)に出展すると発表した。

photo 「Nissan GT-R50 by Italdesign」

 同イベントの後は、数カ月間にわたって世界各地で披露する計画。プロトタイプをベースとした車両を台数限定で生産し、一般向けに販売する可能性もあるという。

 販売する場合は、顧客の要望に応じて設計した車両をイタルデザインが製造し、50台以下を市場に投入するという。価格は1台当たり90万ユーロ(約1億1694万円)からを見込む。

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 「GT-R」誕生とイタルデザイン創業の50周年を記念するモデルで、「GT-R NISMO」がベース。黒×金のボディーカラーを採用し、シャープなLEDヘッドライト、金色のカラーリングを施したエアアウトレット「サムライブレード」、大きな可変式リアウイング――などを取り入れた点が特徴だ。

 センターコンソールやシート素材などのインテリアは黒基調とし、スイッチ類など随所に金色のアクセントを導入。“未来的なレーシングカー”のイメージを体現した。

photo 「Nissan GT-R50 by Italdesign」のインテリア

 3.8リッターV型6気筒ツインターボエンジン「VR38DETT」は720PS、780Nmを発揮。パワフルな走行性能も持たせた。

 イタルデザインは「両社が目指すところは、この『車のモンスター』がほどなくして50人の選ばれし“エンスージアスト”(熱狂的なファン)の生活に新たな彩(いろどり)をもたらすことだ」とコメントしている。

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