[ファンボロー(英国)/シンガポール 18日 ロイター] - 航空機メーカー各社は、ジェット機の長距離フライトに必要なパイロットの人数を減らし、1人でも運航可能な操縦室を設計することで、世界的なパイロット不足を緩和し、航空会社のコストを削減しようともくろんでいる。
長距離フライトのコックピットクルーは通常3─4人だが、欧州のエアバス
「ありえない期限ではない。もう1人パイロットも搭乗するのだから、長距離ジェット機の乗組員を減らすということは、非常に受け入れやすい措置だろう」。今月開催された英ファンボロー航空ショーの会場で、エアバスのエンジニアリング部門を率いるジャンブリス・デュモン氏はロイターに語った。
米ボーイング
「こうした動きの背景には、2つの視点が考えられる」と、英クランフィールド大学の輸送システム学部長を務めるグラハム・ブレイスウェイト氏は語る。「航空機の自動操縦テクノロジーが非常に優秀だということ。もう1つは、パイロットが本当に不足しているという事情がある。パイロットは非常に高価な人材だ」
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