メルセデス・ベンツ、新型「Cクラス」国内発表 デザイン刷新運転支援機能も充実(1/6 ページ)

» 2018年07月25日 14時07分 公開
[ITmedia]

 メルセデス・ベンツ日本は7月25日、新型「Cクラス」を発表した。デザインを刷新したほか、運転支援機能「インテリジェントドライブ」を「Sクラス」と同等にアップグレードした。スマホで施錠・開錠などができるテレマティクスサービス「Mercedes me connect」も標準装備した。

 セダン、ワゴン、クーペ、カブリオレを設定。同日から予約注文を受け付け、9月上旬から順次納車する。価格(税別)は、セダンが449万〜1379万円、ステーションワゴンが473万〜1398万円、クーペが564万〜1424万円、カブリオレが615万〜1483万円。

photo 新型「Cクラス」

高級感あるエクステリア

 エクステリアでは、フロントに「ダイヤモンドグリル」を採用。左右のエアインテーク部には2本のフィンを装着し、高級感とダイナミックさを両立させた。フロントバンパーの両サイドには、新たにエアカーテンを設定。バンパーとフロントタイヤ周辺の空力性能を向上させた。18インチアルミホイールも刷新し、外周部にプレートを設けるなど、空力性能を追求したデザインとした。

photo 新型「Cクラス」

高精細コックピットディスプレイ採用

 インテリアは、従来型のスポーティーなデザインを踏襲しつつ、ダッシュボード中央部に12.3インチの高精細コックピットディスプレイを搭載。速度計、回転計などのほか、安全運転支援システムの情報も表示できる仕様とした。Sクラスと同じデザインのステアリングホイールには、ナビゲーションの操作や車両の各種設定が可能な「タッチコントロールボタン」を備え、利便性を高めた。

photo 高精細コックピットディスプレイを採用

パワーユニット刷新

 一部モデルではパワーユニットも刷新。「C 200 アバンギャルド」に搭載した新開発の1.5リッター直列4気筒ターボエンジン「M264」は、最高出力184PS、最大トルク280Nmを発揮する。回生ブレーキ作動時などにリチウムイオン電池に蓄電し、必要なタイミングで最大14PS・160Nmを発生させて動力を補助する新技術「BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)」「48V電気システム」も採用した。

 「C 220 d アバンギャルド」は最高出力194PS、最大トルク400Nmを発揮する2リッター直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載。高出力化した一方、振動や騒音を低減したという。

photo パワーユニットも刷新

運転支援機能・テレマティクスサービスも充実

 運転支援機能「インテリジェントドライブ」には、高速道路を走行中、ドライバーがウィンカーを点滅させると、行き先の車線に車両がいないことを確認して自動で車線変更する「アクティブレーンチェンジングアシスト」、走行時にドライバーが体調を崩して気を失うなどした場合、自動的に車線を維持しつつ緩やかに減速・停止する「アクティブエマージェンシーストップアシスト」などの新機能が含まれる。

 テレマティクスサービス「Mercedes me connect」は、(1)事故が起きた際にコールセンターが自動で消防に連絡するサポートなどを最長10年間無償で受けられる「安全安心サービス」、(2)スマホで施錠・開錠などができる「快適サービス」、(3)車内で専用ボタンを押すだけでオペレーターにつながり、24時間365日サポートが受けられる「おもてなしサービス」――の3種から構成される。

photo 運転支援機能・テレマティクスサービスも充実
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