甲子園で快進撃「金足農」グッズがメルカリに大量出品 吉田投手サインや体操服も「甲子園の土」が問題になったばかり

» 2018年08月20日 13時43分 公開
[ITmedia]

 8月20日に行われた全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)の準決勝で、金足農業高校(秋田県代表)が強豪の日本大学第三高校(西東京代表)に2対1で勝利し、初の決勝進出を決めた。秋田県勢の決勝進出は103年ぶり。

 準々決勝で近江高校(滋賀県代表)に2ランスクイズを決めてサヨナラ勝ちするなど、野球ファンの記憶に残る快進撃を続ける金足農だが、エース投手のサインやユニホームなどのグッズが、フリマアプリ「メルカリ」やオークションサービス「ヤフオク!」に出回る事態が起きている。

photo 「メルカリ」に出品されている金足農グッズ

 メルカリには、秋田県大会から投げ抜いてきた金足農のエース・吉田輝星投手の直筆サイン入りボール(8000円)や、金足農の快挙を地元住民にいち早く伝えてきた地元紙「秋田魁新報」の号外セット(3999円)、甲子園出場記念キーホルダー(1499円)――などが売り出されている。

 ただ、サインボールを巡っては、商品のコメント欄で「入手ルートを教えてほしい」「本物なのか。高校生がサインを書けるのか」といった議論も起きていた。

photo 「メルカリ」に出品されていた吉田投手のサインボール

 ヤフオク!にも、吉田選手の直筆サインボールが数多く出品。20日午後1時時点で2万〜5万円の値が付いている。吉田投手の直筆サイン色紙の価格は約7000円となっている。

 金足農野球部のユニホーム(5万円)のほか、本来は非売品の応援うちわ(1500円)、体育の授業で使用するジャージー(2000円)まで出品されている。

photo 「ヤフオク!」に出品されている金足農グッズ。体操服まで出回っている

 夏の甲子園に関連する商品のメルカリ、ヤフオクへの出品を巡っては、8月中旬に「甲子園球場の土」と称するグッズが出回り、「中身は本物か偽物か」「なぜ売る人や買う人がいるのか」と議論を呼んだばかり。

 今回の金足農のグッズの出品を巡っても、ネット上では「どうしてこんなことをするのか」と、ファンサービスの一環で書かれたサインボールなどを快進撃に乗じて売り出し、利益を得る行為への批判が集まっている。

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