新作「INFOBAR」グッズにファン殺到 クラウドファンディングが目標額の10倍にKDDIもびっくり

» 2018年08月30日 19時19分 公開
[ITmedia]

 独特のデザインが人気の携帯電話「INFOBAR」シリーズのファン向けに、KDDIがクラウドファンディングでグッズなどを販売したところ、目標金額の10倍以上となる約1200万円が集まったことが8月30日分かった。

photo 今秋発売予定の新作「INFOBAR xv」

 クラウドファンディングサイト「Makuake」で7月中旬から実施。3240円(税込)から出資を受け付け、(1)今秋発売予定の新作「INFOBAR xv」専用のハードケース、(2)同シリーズのデザイナー深澤直人氏のサイン入りオブジェ、(3)新作のクレジットに記名できる権利・ピンズ・ポストカードのセット――などを販売していた。

 すると、開始当初からグッズや記名を希望するファンからの出資が殺到。開始3日間で専用ハードケース1000個が売り切れ、KDDIが追加のリターンとしてクリーニングクロスを用意する事態も起きていた。

 締め切りの8月30日午後6時の時点で、出資者は3467人、獲得資金は1269万3240円に上った。当初の目標金額は100万円だった。

photo 「Makuake」には目標金額の10倍超が集まった

 Makuakeには「オブジェを全色そろえたい」「INFOBAR最高」「早く新作が欲しい」など、ファンからの熱烈なコメントも寄せられている。

KDDIもびっくり

 KDDIは「これほどの反響があるとは驚いた。獲得した資金は、リターン(グッズや記名)の制作とINFOBARをより広める施策に使いたい」(広報部)と話す。「新作の開発はKDDIが責任を持って行うため、今回の資金を使うことはない」という。

photo リターンでもらえるピンズとポストカード
photo クレジットへの記名もできる

 「INFOBAR xv」は2011〜15年の製品とは異なり、スマートフォンではなくガラホ(Androidベースのフィーチャーフォン)になる予定で、9月4日に予約の受け付けを始める。

 ファンの要望に応えるため、歴代のINFOBARを集めた展覧会「INFOBAR展(仮称)」を10〜11月に東京・六本木で開く計画や、出資者限定で深澤氏のサイン会を開く計画もあるという。

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