“飲むケーキ”に新顔 「飲むフォンダンショコラ」はココアと何が違う?カカオは1.5倍(2/2 ページ)

» 2018年09月22日 09時00分 公開
[加納由希絵ITmedia]
前のページへ 1|2       

濃厚感と飲みやすさのバランスに苦心

photo JR東日本ウォータービジネス 商品部の石原結衣さん

 開発中、チョコレートの濃厚感を追求して試作したところ、「飲み切れない」「濃い」「しつこい」といった感想が寄せられた。飲み切ることができない商品では、リピートしてもらえない。調整を重ねて、濃厚感と飲みやすさの「ギリギリを狙った」(石原さん)。

 実際に飲んでみると、確かにチョコレートの味をしっかりと感じられるものの、甘ったるさは少ない。ケーキのイメージから、もっと甘いのではないかと思っていた。チョコレート好きであれば、何度でも飲みたくなる味だろう。

 acureの自販機では、小腹満たしのニーズに応える「おやつ・スープ」のカテゴリーの販売が伸びている。このカテゴリーの販売数量を秋冬シーズンで比較すると、17年9月〜18年2月は、2年前の同時期と比べて約50%伸びた。また、夕方以降によく売れるという特徴もある。石原さんは「帰宅するときや移動中に『ちょっとしたご褒美』として飲んでもらえたら」と話している。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.