日立、テレビ「Wooo」の国内販売中止 ソニーと連携強化し「BRAVIA」販売へ10月中旬から

» 2018年09月25日 14時14分 公開
[ITmedia]

 日立グループで家電事業を担う日立コンシューマ・マーケティングと日立アプライアンス、ソニー傘下のソニーマーケティングは9月25日、国内の家電販売で協力すると発表した。10月中旬から日立グループの地域家電店「日立チェーンストール」で、ソニー製テレビ「BRAVIA(ブラビア)」シリーズを販売する。

photo ソニー製テレビ「ブラビア」(=公式Webサイトより)

 これに伴い、2001年にスタートした日立ブランドのテレビ「Wooo(ウー)」シリーズの国内販売を今秋をめどに打ち切る。海外販売は今後も継続する。

 海外メーカーの台頭を踏まえ、国内市場での競争力強化を図る狙いがある。

photo 日立のテレビ「ウー」(=公式Webサイトより)

映像レコーダーやホームシアターも展開か

 日立アプライアンスによると、今後は日立グループの販売網で「(ソニー製の)映像レコーダーやプレーヤー、ホームシアターなどを取り扱うことも検討している」(広報担当者)という。

 顧客サービスの面でも協業する予定で、両社が持つシステムの相互利用なども検討している。

 各社はこれまで、国内市場のアフターサービス領域で協業し、一部地域での出張修理サービスなどを共同で実施してきた。今後は「販売、マーケティング、カスタマーサービスのノウハウを活用し、新たな領域での協創や法人向け市場での連携にも取り組む予定」だとしている。

photo 各社が発表したニュースリリース

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