日立グループで家電事業を担う日立コンシューマ・マーケティングと日立アプライアンス、ソニー傘下のソニーマーケティングは9月25日、国内の家電販売で協力すると発表した。10月中旬から日立グループの地域家電店「日立チェーンストール」で、ソニー製テレビ「BRAVIA(ブラビア)」シリーズを販売する。
これに伴い、2001年にスタートした日立ブランドのテレビ「Wooo(ウー)」シリーズの国内販売を今秋をめどに打ち切る。海外販売は今後も継続する。
海外メーカーの台頭を踏まえ、国内市場での競争力強化を図る狙いがある。
日立アプライアンスによると、今後は日立グループの販売網で「(ソニー製の)映像レコーダーやプレーヤー、ホームシアターなどを取り扱うことも検討している」(広報担当者)という。
顧客サービスの面でも協業する予定で、両社が持つシステムの相互利用なども検討している。
各社はこれまで、国内市場のアフターサービス領域で協業し、一部地域での出張修理サービスなどを共同で実施してきた。今後は「販売、マーケティング、カスタマーサービスのノウハウを活用し、新たな領域での協創や法人向け市場での連携にも取り組む予定」だとしている。
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