6月18日に起きた最大震度6弱の「大阪府北部地震」後、SNS上ではうわさ・デマが拡散した。調査会社のサーベイリサーチセンター(東京都荒川区)が実施した調査結果によると、「箕面市全域の断水」など一部のうわさ・デマを多くの人が事実として捉えていたことなどが明らかになった。
具体的にどのようなうわさ・デマを見聞きしたかでは「京セラドーム大阪の屋根に亀裂が入っている」(18.8%)、「(動物園から)シマウマが逃げた」(18.3%)、「外国人が窃盗などの犯罪を引き起こす」(9.6%)、「箕面市の全域で断水している」(9.6%)、「京阪電車が脱線した」(7.0%)、「阪急電車が脱線した」(6.8%)――などが挙がった。
最も信じられたうわさ・デマは「箕面市全域の断水」で、65.8%の人が信ぴょう性のある情報として受け止めたという。「京阪電車が脱線した」(39.3%)、「阪急電車が脱線した」(46.3%)についても多くの人が信じ、現地に混乱をもたらしていたようだった。
また、「箕面市全域の断水」のうわさ・デマを「他人に伝えた」人は39.4%いた。「京阪電車が脱線した」では42.9%、「阪急電車が脱線した」では42.6%と、ライフラインや交通に関する情報は伝達率が高いことも分かった。
情報は「Twitter」や「テレビ」を通して得た人が多く、箕面市全域の断水や電車の脱線などについてはTwitterで知ったという人の方が多かった。
調査は8月23〜29日にかけて、京都府・大阪府・兵庫県・奈良県に住む20歳以上を対象にインターネット上で実施。800件の有効回答を得た。
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