西日本旅客鉄道(JR西日本)は2019年春から、JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線を運行する「新快速」の一部に、有料座席「Aシート」を新設する。全席に電源を配置するほか、無料Wi-Fiなども提供し、快適性を高める。乗車の際は、乗車券代や定期券代に加え、1回当たり500円の着席料金が必要。
新快速で使用している、223系1000番台(2編成)の9号車を改造する。定員は46人で、座席にはリクライニング機能とテーブルも設ける。内装を工夫して落ち着きのある空間に仕上げるほか、荷物用のスペースも確保する。
空いている席に着席後、乗務員から乗車券を購入することで利用できる。現金と交通系ICカードでの決済に対応する。
運転本数は1日当たり上下4本の予定だが、サービス開始日、運転区間、ダイヤなどは未定で、決まり次第発表するとしている。
同社は2022年に向けた中期経営計画で「線区価値の向上」と題した戦略を掲げ、より安全性・信頼性の高い輸送サービスの構築を目指している。今回の施策もその一環という。
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