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» 2018年10月30日 07時20分 公開

男性にはちょっとシビアな現実:女性は年収より外見重視? マッチングアプリが解き明かす「恋愛の謎」 (2/3)

[服部良祐,ITmedia]

おごる男性は「おごらない」よりマッチ率1.4倍

 ダインではアプリのアルゴリズムがユーザーのアップした写真の人気度を100点満点で測定している。同社によると掲載した写真の平均点が10点の人に比べ、平均90点をたたき出した人のマッチング成功率は13倍も跳ね上がる結果となった。

photo マッチングアプリ「ダイン」でマッチング相手を選ぶシーン(画像はイメージ、Mrk&Co提供)

 しかも、異性への写真への評価は男性より女性の方がはるかに「辛口」なのだという。女性の評価による男性ユーザーの写真の人気度の分布をグラフにすると、多くの男性が10〜30点という最低ラインに集中してしまった。逆に男性側が女性の写真を評価した際は、10〜50点くらいのゾーンになだらかに広がっているのと対照的だ。平均点も男性写真の方が女性より約10点下回ったという。

 「容姿」の与える効果が絶大なのに比べ、「お金」の力はあまり振るっていない。ダインではプロフィール設定の中に「初デートのレストランで相手におごるかどうか」というチェック項目がある。「おごる男性」は「おごらない男性」に比べてマッチング率は1.4倍しか上がらなかった。年収面で見ても1000万円の男性と200万円の男性の差は2.5倍。同社のCEO、上條景介さんは「写真に比べればおごるかどうかの影響力は誤差レベル。年収ですら写真の影響力にはかなわない」と話す。

 男女の出会いにおいて「男は顔じゃない」「男の方が女性を容姿で選んでいる」ということはよく聞かれる。今回のデータは「結局みんな顔重視。しかも女性の方が容姿に辛口」という、特に多くの男性にとって割と残酷な結果に見える。ただ、アプリ運営会社CEOの上條さんは「ネット上では基本的に女性がもてる傾向が強く、男性を選ぶ『権利』を持つ。加えて女性の方が男性よりはるかに自分の写真を撮るのがうまい」と分析する。

 上條さんによると、そもそもInstagramやプリクラなど写真の扱いにおいては男性より女性の方がはるかに上手。しかも最近は自撮り写真を加工できるスマホアプリも頻繁に利用されるようになった。一方で多くの男性ユーザーは自撮りに親しんでこなかった人が多く「女性よりはるかに下手くそ。いわば小学生と大学生が戦っているようなもの」(上條さん)。

photo ダイン運営会社CEOの上條さんも工夫して自撮りした写真をアプリにアップしているとか(同社提供)

 ダインには自分の写真に他のユーザーからの人気度が表示される機能も搭載されている。「女性におごったり自分の年収を上げるより、自撮りを工夫して写真映えをよくするほうがはるかにコストがかからず効果的。男性側にも気づいてほしくて人気度を点数化した」(上條さん)という。

 他にも、データからは水曜と金曜は一度マッチングしたデートがキャンセルされやすい傾向も浮かび上がった。「水曜はよく分からないが、金曜は恐らく仕事の会食や友達とのパーティなど別の予定が後から入りやすいのでは」(上條さん)。逆に月曜や火曜はキャンセルされにくいのでお勧めという。

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