BMW、高性能クーペ「M850i xDrive」国内発売 美しさと速さを両立20年ぶり復活「8シリーズ」(1/5 ページ)

» 2018年11月09日 13時44分 公開
[ITmedia]

 BMW日本法人は11月9日、クーペのフラッグシップ「8シリーズ」の高性能モデル「M850i xDrive」を発売した。「磨き上げられた美しさと鍛え抜かれた走行性能を誇る」としている。価格(税別)は1714万円。

 「8シリーズ」は、1999年に生産を終了した最上級クーペを約20年ぶりに刷新したもの。BMWはラグジュアリーセグメントに注力する方針で、スポーツタイプ多目的車(SUV)のフラッグシップ「X7」などとともに戦略を担っていく。

 「M850i xDrive」のボディーサイズは4855(全長)×1900(全幅)×1345(全高)ミリ(ホイールベース2820ミリ)で、流麗でダイナミックなデザインが特徴だ。

photo 「M850i xDrive」

美しさと速さを両立

 エクステリアは、ルーフ・トップに往年のレーシングモデルで採用してきた「ダブル・バブル・ルーフ・ライン」を設定。デザイン性に優れるだけでなく、スポーティーな走行性能を兼ね備えることをアピールする。

 フロント・ホイール背後のボディ・サイド面に陰影を施しており、「空気を切り裂いて駆け抜けるイメージを与える」。リアホイールの周辺は、駆動力を想起させるデザインとし、重厚感を演出する。斜めのラインを取り入れたリアデザインは、サイドに大きく張り出したLEDテールライトの相互作用により、ゆったりとした存在感を演出する。

 インテリアは「乗員の視線が自然と前方へ向かい、高い走行性能への期待感をあおるようなデザインとなっている」という。高い操作性を確保するために、スイッチ類は明確にグループ分けし、運転を妨げない位置に配置している。

photo 「M850i xDrive」のインテリア

 シフトノブは透明度が高いクリスタルで作られており、内部に「8」の数字が浮かび上がる仕様とした。上質なメリノレザーシート、米Harman/Kardon製のオーディオ、アンビエント・ライトを標準装備し、ラグジュアリーさも演出する。

 パワートレーンには、最大530PS、770Nmを発揮するV型8気筒エンジンを搭載。0〜100キロ加速は3.7秒。

 ディスプレイ操作をカスタマイズできる「BMW Operating System 7.0」、アプリ経由で車両情報などを閲覧できる「BMW コネクテッド・ドライブ」にも対応する。

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