GPUを使用してイーサリアムのマイニングを片手間の副業などで行うことを考えているのなら、もはや収益は期待できない――。米CNBCが報じた。
米貿易会社Susquehanna International Group(SIG)の調査によると、昨年の夏にはマイニングの収益が1カ月で150ドル程度見込めたところ、この11月では0ドルにまで落ち込んでいたという。
今年に入りイーサリアムのハッシュレート(採掘速度)が急速に低下し、イーサリアム価格も年始からおよそ70%も値を下げている。
このような状況下では、複雑な演算を処理するマイニングマシンを24時間稼働させた時にかかる高額な電気代などの採算を取ることすら非常に難しくなってきているようだ。
SIGのアナリストのクリストファー・ローランド氏は、大手グラフィックスチップメーカーで、仮想通貨マイニングに特化したチップの生産に注力していた米NVIDIAに対しても「もはや収益は計上できない」と警告したとしている。
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