孫へのお年玉はいくら? あおぞら銀行はこのほど、シニアのお財布事情に関する調査結果を発表した。孫(小学生を想定)がいる人に平成最後となるお年玉の金額について聞いたところ、平均額は7700円と昨年(8100円)から減少する見込みであることが分かった。
回答は「5000〜1万円未満」(33.9%)と「1万〜1万5000円未満」(30.9%)に集中していたという。「1万5000円〜2万円未満」は2.0%、「2万円以上」は7.2%と、1万円以上のお年玉を渡す予定の人は40.1%いた。
年代別では、50代後半は5300円(昨年:6900円)、60代は7600円(昨年:7800円)、70代前半は8600円(昨年:9100円)と、例年と変わらず高齢になるほどお年玉の金額も高くなる傾向が見られた。
エリア別で見てみると、関東(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)では8300円と昨年(8200円)から増額したものの、関西(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県)では7500円と昨年(7600円)から減少していた。
へそくりが「ある」と回答した人は43.3%いた。へそくり額では「10万円未満」(11.7%)の人が最も多く、「100〜500万円未満」(11.5%)、「10〜50万円未満」(10.3%)と続き、全体の平均額は80万円だった。
男女別では、男性は63万円(昨年:58万円)、女性は96万円(昨年:138万円)と、女性のへそくり額が大幅に減少していたが、男女差は約1.5倍もあった。
へそくりの理想額でも、女性は317万円(昨年:330万円)と男性の226万円(昨年:160万円)を上回った。同社は「これまでの調査で(男女差は)最も少ない結果となった。それでも男女差は約1.4倍はあり、女性のへそくりに対する意識の強さがうかがえる」とコメントしている。
調査は6月8〜10日にかけて、全国の55〜74歳2071人を対象にインターネット上で実施した。
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