最近、ジャッキーに絡んだ奇妙なニュースが世界的に話題になった。カナダに住むジャッキーの「娘」が、同性愛者であることをカミングアウトし、カナダ人女性との結婚を11月に発表したという。娘といっても、ジャッキーが公然と認めている娘ではない。1999年頃に愛人だった元ミス・アジアの台湾人女性との間にできた子供で、現在19歳になる。
しかも、ジャッキーはこの娘を養育しておらず、ほぼ会うこともなく放置してきたという。そんなことから、娘が12月14日、滞在していた香港のホステルの宿泊費を払えず、その時に持っていた全財産は300円弱だったことがアジアを中心にニュースになっている。
メディアでは、「隠し子」である娘をまったく世話しようとしないジャッキーに批判の矛先が向かった。というのも、ジャッキーは自分の子供の面倒を見ないのに、ユニセフ(国連児童基金)では長く親善大使をやっているからだ。ユニセフに寄付もしているのに、実の子供は300円しか持っていない。それなのに何もしない「偽善者」だというのだ。
こうなると、とにかく憎しみの感情が先に立っている気がする。さらに言うと、15年には台湾人の妻との間に生まれた息子が、中国で大麻所持の容疑で逮捕されたこともあった。その裁判で、「父親は無関心な上に愛情が乏しかった」と手紙を書いたことが話題になっている。とにかくプライベートのジャッキーはイメージが悪い。
だが実は、メディアがジャッキーを容赦なくたたいたのには、他にもわけがある。少し前から、多くの香港人がジャッキーに違和感を抱くようになっていたからだ。主な原因は、彼の政治的なスタンスが物議を醸した09年の発言にある。
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