今、英国の公共放送BBCが放映した中国での「鬼ごっこ」が話題になっている。
そのニュース報道では、BBCの記者が中国・貴州省貴陽(きよう)市の警察署を訪問する。この警察署は全市民の顔写真をデータベース化しているので、徹底した監視活動が可能になっているという。
そして、ある実験を敢行する。記者は、警察職員に顔写真を撮られた後、その職員に「じゃあ、私をどのくらいの時間で発見できるのか試してみようではないですか」と告げる。記者はクルマで移動し、市の中心部から外れた場所で下車。
そこから、当局が監視カメラ(CCTV)の顔認識システムだけで記者を探す実験がスタートした――。
今、中国の監視カメラが、欧米でさまざまな形で報じられて話題になっている。というのも、「大国になってもテクノロジーはイマイチ」というイメージが世界的に広まっている中国で、顔認識の技術がかなり向上しており、監視カメラ網が急速に拡充されているからだ。強権的な監視国家として知られる中国だけに、監視カメラ設置は意外ではないが、その規模がとにかくスゴいらしい。そこで、中国の監視カメラや顔認証技術の現状、これからどんな監視が行われていくことになるか、迫ってみたい。
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